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「当たり前」の有難み ~「とりあえず、段ボールハウス。」感想~

4月5日土曜日昼公演「赤坂レッドシアター」にて。
土曜日と言う事もあってか、満員状態。ギリギリでチケットを予約した関係で補助席でした。

公演が終わった後にネタバレと言うのもなんですが、一応分けて書きます。
興味がある方は続きからどうぞ。「ホームレス」という、重いテーマをどう扱うのか興味があったのですが、重苦しいだけでなく、所々に笑いをちりばめていたのは流石だな、と思います。
嫉妬すると頭上のランプが光る「ジェラシーヘルメット」。
道化を演じたキャラが一言、「アイ・アム・ピエリング・ナウ」
貝殻一丁でプライドと羞恥心を捨てる「シェル・トレーニング」…
会場は笑いで包まれていました。

今回の話について、個人的に気になったセリフ。
「ホームレスってのは、家が無いだけじゃないんだ。家はある。家以外のものが無いんだよ」
住む場所はあるけれど、身分を証明するものも、保証する物も無い。
パンフレットには、「ホームレスよりホープレスが問題だ」と書いてありました。
なるほどな、と思いました。確かに、簡易的ではあるけれど、住まいはある。
ただ、それ以外のものが無い。無一文になった時に頼れる友人や家族が無い、と言う事。

自分がこういう状況になったら、生きて行けるだろうか?
金も無い、家も無い、生きる理由も無い。
そういう状況になっても、きっと自分の事だから、自殺する踏ん切りもつかずに生きているんだと思う。
劇中に、「死ねるチャンスを利用する」というくだりがあったが、自分だったらそれを利用するのかな、それとも、最後の最後まで生きる事にしがみつくのかな、と…

他にも、「妊娠した為、と言う理不尽な理由で生活保護を打ち切られた話」や、「骨髄バンクは、生活保護では受けられない」と言う現実。「命も金なんだよ。ゲンさんは買えなかった。ただ…死んだ」
厳しい現実と、どうしようもない状況に、気が付くと涙が出ていました。

改めて、今の自分は恵まれていると思う。
住むところがあって、僅かだけど貯金もある。
そう考えると、今までの自分の悩みも小さな事なのかも知れない。
劇中のセリフに、「若ければいくらでもやり直しがきく事と、一定の年齢を超すとどんなに頑張ってもやり直しがきかないと言う事が分かった」とあって、ハッとしました。
今はまだ良いけれど、いつか自分にも「取り返しのつかないライン」が来るという事。それまでに、それこそ死ぬ気で頑張らないといけません。

もし、仲間がこういうピンチに陥ったら…自分の性格上、出来る限り手助けするんだろうな。
ほんの少しかもしれないけれど、苦しみや悩みを緩和できるように手を差し伸べると思う。
…共倒れしない様に気をつけないとね。どうも俺はお人よしが過ぎる(笑)

笑いと問題がぎっしりと詰まった、充実した内容でした。
もう一度、いや、たまに見返したくなるような演劇でした。DVD出ないかな。
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